船橋市立船橋高等学校様
“その場で解決できる”セキュリティシステム 『Yubi Plus』 /
授業中断ゼロとデバイスコスト80%削減を実現
2023年2月、船橋市立船橋高等学校様では、校内の全教職員100名余を対象に『Yubi Plus』を導入いただきました。
同校は1956年設立。普通科・商業科・体育科を擁し、全国屈指のスポーツ強豪校として知られています。玄関前には優勝旗やトロフィーがずらりと並ぶ、文武両道の進学校です。
約1,200名の生徒全員にChromebookが貸与され、ICT環境も整備されています。
今回は、『Yubi Plus』導入の背景と成果について、野球部顧問・図書情報部 部長でシステム管理を担う高橋真之様、そして導入支援を行ったダイイチサプライ株式会社の竹内祐二様、菅原誠之様、佐藤雄亮様にお話を伺いました。


船橋市立船橋高等学校
導入前の課題: 現場で対応できない複雑さと、積み重なるコスト負担
– 『Yubi Plus』導入以前にあった課題を教えてください。
高橋様: 『Yubi Plus』導入以前は、ノートPCに内蔵するタイプの静脈認証デバイスを使用していました。文部科学省の「教育情報セキュリティポリシーに関するガイドライン」にもあるように、学校のシステムは多要素認証の導入や、システムの堅牢性・安全性の確保が求められます。
ただ、以前のシステムは非常に複雑で、先生がログインできないトラブルが発生すると原因の切り分けが難しく、解決に長い時間を要していました。そのため、教室の授業に支障が出ることもありました。私自身が校内で対応することはできず、修理担当のエンジニアが来校して対応するケースも少なくありませんでした。
もう1つ大きな課題はコスト面です。本校のような公立校では、導入コストだけでなく、日々の運用コストも大きな負担となっていました。

船橋市立船橋高等学校 野球部顧問・図書情報部 部長 高橋真之様
認証デバイスのコストを80%削減、授業中断ゼロの運用を実現
– 『Yubi Plus』との出会いについて教えてください。
高橋様: ダイイチサプライさんからのご提案でした。『Yubi Plus』のセキュリティ鍵は独立したデバイスなので「内蔵型からUSBタイプに変わるのか」と思いましたが、まずそのコンパクトさに驚かされました。
菅原様(ダイイチサプライ): 以前は、トラブル対応に時間がかかり、原因の切り分けも難しいという運用面の複雑さ、そして修理費を含む高コストに大きな課題を感じていました。
そのため、実はご提案の1年以上前から、最適なデバイスを探し続けていたのです。そうした中で出会ったのが『Yubi Plus』でした。
手軽に使える上、指紋認証によって高いセキュリティ性も確保されており、管理画面も直感的でわかりやすい。導入・運用コストの低さにも大きな魅力を感じ、ご提案しました。
– 『Yubi Plus』ではどの程度のコスト削減を実現されたのですか?
佐藤様(ダイイチサプライ): 耐震など安全面を考慮し、ラックマウント型のサーバーを導入いただています。『Yubi Plus』の認証サーバーは冗長構成を取りつつ物理的なサイズは2Uに抑えました。USBタイプの認証鍵を全教職員分導入していますが、サーバー関連のコストはおよそ半分、認証デバイスについては、80%もの削減を実現しました。

ダイイチサプライ株式会社 菅原誠之様(左)、佐藤雄亮様(右)
– 『Yubi Plus』を使ってみていかがでしたか。
高橋様: 管理面で言えば、とにかくシンプルでわかりやすいです。万が一トラブルが起きても、ほとんどの場合、私がその場で対応できるようになりました。デバイスが破損した場合でも、『Yubi Plus』の管理画面から簡単な設定を行うだけで、先生方はすぐに予備のデバイスで利用を再開できます。そのため、授業が中断されることもありません。
さらに、本校の教員は全員が何らかの部活動の顧問を担当しており、放課後に対応するのは難しい状況です。どこの教育現場でもそうですが、先生方は本当に多忙です。その場で解決できることが何より重要です。
実際に利用している教職員からも、「すぐに対応できる点がありがたい」と、とても好評です。
そういう意味でも、『Yubi Plus』は教育現場にとって最適なソリューションだと感じています。

『Yubi Plus』の管理画面で設定変更を行う高橋様、右はラックマウント型サーバー(2Uサイズの認証サーバー)
ハイブリッド認証鍵による柔軟な運用、導入から1年半「本当に導入してよかった」
– 『Yubi Plus』ハイブリッド認証鍵をご利用なのですよね?
高橋様: はい。管理職は、より機微情報を扱うため指紋認証を使用して校内PCにログインをしています。それ以外の教職員は、指紋認証の利用とタッチ認証の利用と混在です。指紋認証などの生体認証では、指の乾燥などで認識されにくいケースがあるのが現状です。認証に複数回失敗するとロックされてしまうため、現場の先生は非常に困ります。特に導入初期においては、指紋認証とタッチ認証を柔軟に切り替えられるハイブリッド鍵が非常に有効でした。

ハイブリッド認証鍵(NJS ATKeyH )とは
1つのUSBセキュリティ鍵で物理認証と生体認証の利用が可能なデバイスです。利用者の指紋情報を登録すると生体認証鍵として、登録されていない場合は、タッチするだけで認証できる物理認証鍵として利用可能です。
– 『Yubi Plus』の導入から1年半が経過しましたが振り返っていかがでしょうか?
高橋様: 初期費用だけでなく、運用コストも大幅に削減されました。デバイスの費用が1/5ということもありますし、サポートにかかる時間と手間も格段に減っています。
導入以来、業務や授業に支障をきたすトラブルは一度もありません。「本当に導入してよかった」、この一言に尽きます。

竹内様(ダイイチサプライ): ありがとうございます。システム入れ替えの際には、そのまま後継機に移行するのが最も工数を抑えられますが、今回は利便性の向上と、コスト・運用課題の解決を重視しました。先生方にとってより良い環境を整えることを最優先に考えた結果です。やはり、結果を出してこそ意味があると思っています。
信頼できるパートナーの存在が大きな安心材料に
– 信頼関係の厚さが伺われます。
高橋様: はい。ダイイチサプライさんには、トラブル対応はもちろん、先生方からの細かな「要望」にも丁寧に応えていただいています。現場に寄り添ったサポートがあり、とても心強い存在です。
– では、導入を検討している他校へメッセージをお願いします。
高橋様: 校務の中断は、多忙な現場の教員にとって大きな負担になります。そうしたリスクを最小限に抑えるためにも、『Yubi Plus』のようにトラブル時でも即対応できるシステムは有効です。運用のしやすさに加えて、導入や運用をしっかりサポートしてくれるパートナーの存在も大きな安心材料になると思います。
『Yubi Plus』でセキュアな環境とさらなる業務効率化へ
– 今後の展望・ご計画についてお聞かせください。
高橋様: 学校では生徒の大切な情報を扱っているため、今後も変化するセキュリティの脅威に対応しながら、ユーザビリティの向上や教職員の業務効率化を進めていきたいと考えています。
本校では部活動の遠征が多く、長いと1〜2週間、教員が学校を離れることも珍しくありません。私自身も野球部の顧問として出張が多く、その際にセキュアに校務システムへアクセスできる環境が整えば、必要な業務を行うことができます。
現在はログイン可能な端末を限定していますが、今後は、『Yubi Plus』でセキュリティを担保した上で、教員が日常的に使用しているChromebookから校務システムにアクセスできるようになることを期待しています。
-先生のPCからのアクセス試用も予定されているとのことですね。
竹内様: 技術的には、現状のシステム構成ですでに対応が整っていますので、近日中に試用を開始する予定です。教職員の方々の利便性向上と業務効率化をさらに推進していきたいと考えています。まずは試用から始め、現場の声を反映しながら最適な運用を目指します。
ICT利活用が進展する中、セキュリティ対策と業務効率化の両立は避けて通れません。『Yubi Plus』は、教育現場の実情に即したセキュリティソリューションとして、多忙な教職員の皆様を支え、学校の大切なデータを守ります。

